名もなき花

創作詩

君は名前で呼ばれるけれど

僕の名前は呼ばれない

君は花瓶で飾られて

僕は抜かれて捨てられる

君は綺麗とはやされて

僕は邪魔だと無視される

そんな僕が輝けるのは

風に乗って飛べるから

窓辺で開く君を探しに

今日も僕は空を飛ぶ

遠く遠くへ

空を飛ぶ

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