Kugui Sarasa

童話

新月の夜

あるむらに、アントンという五さいのおとこのこがいました。アントンは、まいにちいたずらばかりしていました。あるあさ、おかあさんが、みずをくむために、いどへいってみると、いどのやねには、ぽっかりとまるいあながあいていました。「アントン、また、い...
童話

もぐらの道案内

むかしむかしあるところに、太助という男がいました。 太助は、毎日畑を耕して暮らしていました。ある日、太助がいつものように鍬で畑を耕していると、隣の畑の伝五郎が言いました。「おーい太助。最近もぐらがおらの畑を荒らしているんだが、そっちはどうだ...
poem

Just having you there

You're always thereNot necessarily talking to meNot necessarily smiling at meJust standing thereYou're always thereEven ...
創作詩

ただそこに君がいて

君はいつもそこにいて僕に話しかけるでも僕に笑いかけるでもなくただそこに佇んでいる君はいつもそこにいて僕が迷っている時でも僕が萎れている時もただそこに佇んでいる君はいつもそこにいてただそれだけで嬉しいんだただそれだけで進めるんだただそこに君が...
poem

A world of deceit

Is your worth measuredby numbers?Is it so importantto appear shining to others?Thinking you're dancingbut actually being...
poem

Nameless Flower

You are called by a nameBut my name remains unspokenYou are adorned in a vaseWhile I am plucked and discardedYou are pra...
創作詩

名もなき花

君は名前で呼ばれるけれど僕の名前は呼ばれない君は花瓶で飾られて僕は抜かれて捨てられる君は綺麗とはやされて僕は邪魔だと無視されるそんな僕が輝けるのは風に乗って飛べるから窓辺で開く君を探しに今日も僕は空を飛ぶ遠く遠くへ空を飛ぶ
創作詩

偽りの世界

数で示された世界が君の価値なの?他人から輝いて見えることがそんなに大切なこと?踊っているつもりで踊らされているそんな君は少し寂しそう出来ることなら今すぐ会いに行って君の目を見て話を聴くよ近所の公園で日陰を探して暑くなったら水道ひねり親指一つ...
創作詩

名前も知らないその人は

名前も知らないその人はただ僕に耳を傾けた名前も知らないその人は否定も肯定もしなかった名前も知らないその人は僕の涙を見つめてた名前も知らないその人に僕は御礼も言わずに去った名前も知らないその人があの日の僕の暗闇に小さな穴を開けたから僕は今でも...
童話

空に浮かべて

もし、どこにでも住めるとしたら・・・空飛ぶじゅうたんに家をのせて暮らしたい! 昼は太陽が気持ちよく当たる場所で過ごし、夜になったらそよ風の吹く場所へ移動しよう。 夏は海辺の近くで魚釣りをして、秋には紅葉が綺麗な山へ移動しよう。冬は寒いから、...
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