君が道を間違えた時

創作詩

君が道を間違えた時
僕が後ろから叫んでも
僕の声は君に届かない

君が道を間違えた時
僕が隣に並んでも
僕の姿は君に見えない

君が道を間違えた時
僕が前に飛び出して静止しても
僕を振り払って君は進む

だから
君が道を間違えた時
君が引き返した場所に僕はいて
君をこの手で受け止められるように
僕はただ
君をそっと見守っている

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