好きすぎて嫌い  詩と解説

創作詩

創作詩「好きすぎて嫌い」

好きになりすぎて嫌いになる
好きが大きいほど嫌いになる
好きが強いほうが嫌いになる

好きすぎて嫌いになるけれど
またすぐに好きになる

それを繰り返しながら
やっぱり今日も好きが勝つ

好きすぎて嫌いにもなるけれど
好きすぎて…大好き

詩の解説

恋愛の詩 ではありません。

詩は、読む人が自由に捉えられる余白を持たせることが大切だと思いますので、

恋愛の詩 だと思って頂いても構いませんが・・・

こちらは 母子愛の詩 です。

子育てをしていると、我が子が愛おしすぎて、大切すぎて、頑張りすぎる為に、

イライラしてしまうこともたくさんあります。

嫌い と表現するには、語弊があるとも思いますが、

どうしてこんなに大変な想いをしているというのに、この子はこうなのか?!

と感じることも多いのが現実です。

でも、結局は・・・

世界で一番大切で 世界で一番大好きです

時間も、お金も、気も使い、自分のことを我慢してでも与えるのが親だと思います。それが幸せでもあります。
手に入れた幸せは、数えきれません。
けれども、ふと我に返ると・・・
独身時代に自分で稼いだ給与は、友達との飲み会や遊び、自分の娯楽、ファッション、エステや美容外科などの自己投資がほとんどでした。
今は、自分のことよりも子どものことを優先にしていますし、そうしたくてしています。
お金だけでなく、時間も子どもの為に使います。
子どもの安全や幸せの為に気を遣います。

親になり、唯一いつでも手軽にできる自分だけの時間、楽しみは
「書くこと」になりました。

時々、鏡を見ては愕然とすることがあります。
若く、美しかった(?)私は、そこにいません。

けれども、
独身でいたかったか?
子どもがいない人生を歩みたかったか?
と問われれば、もちろん「No」です。

人生で一番の喜びは、「子どもと出会えたこと」です。

愛が深いゆえに、裏切られた時の反動も大きいものです。

「なぜ?どうして?そんなことをするのか?」
という感情が沸く私は、まだまだ、修行が足りないようです。

それでも、いかなる感情をも創作に役立てると思えば、
全ての事象をありがたいものと感じられるのです。

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