Kugui Sarasa

短編小説

水車

三年前のこと。四月のある晴れた日、親父が逝った。肺がんが全身に転移しており、最期は病院の天井を眺めて、人生の終止符を打った。お袋は、俺の成人式を楽しみにしていたが、その前に手の届かない場所へ行ってしまった。俺は、生物学上は雌、つまり女の子と...
童話

あかちゃんディクディクつきよのまいご

ここはサバンナ ひろいよひろい いろんなどうぶつ くらしているよ   ライオンにヒョウ ゾウやサイ   つのがくるりん バッファロー おおきなおめめのかわいいディクディク きのみやはなが だいこうぶつ ママとあかちゃん なかよくさんぽ まっ...
童話

ミツバチのおひっこし

1. ミツバチたちが せっせ せっせと はなのみつを はこんでいる れんげ に ぼだいじゅ はぜ そよご みんなちがって おいしいよ よいしょ よいしょ 2. きょうは ミツバチたちの おひっこし ミツバチたちが  ちからをあわせてつくった...
創作詩

もっと

今日も君は笑っていた 夢の中では いつもあの日のままの笑顔 もっと笑ってあげたかった もっと優しくしてあげたかった それなのに 戻れるのなら なんて考えるだけ無駄なこと 君はもういない 君はもういない 最後だとわかっていたら もっと違ってい...
お出かけ

関東最大のパワースポット⭐︎三峯神社⭐︎

三峯神社へ行ってきました
創作詩

裏と表と

表の顔しか見せていないつもりでも  裏の顔が見えていることがある  裏の顔を隠しているつもりでも  表の顔すら隠れていることがある  本当の顔は見せない  本当の顔を知らない    本当の顔を見せないのも  本当の顔が見えていないふりをする...
創作詩

夢のパズル

君のパズルにあと1ピース 足りないことを僕は知っている 溢れる才能 人を魅了するその佇まい 眩しい程の独創性 そんなピースを並べてみても あと1ピースが埋まらない 君のパズルにあと1ピース 足りないものを教えてあげる 感謝すること 夢を叶え...
商品レビュー

安い!早い!身体にイイ!キャベピィMAX

私は昔から千切りキャベツが好きだ。 とんかつやから揚げについている千切りキャベツが大盛りだと嬉しい。 一時期は、コンビニやスーパーで既に千切りになって袋詰めしてあるキャベツを買うことも多かった。けれども、どう考えても割高である。おまけに、嗅...
創作詩

「磁石」

出会った時から気づいてた あなたとわたしは同じ色 けれどもなかなか近づけないあなたとわたしは同じ色ある日わたしがつまづいてくるりと回って気がついたあなたとわたしぴったりくっつき離れないあちらに行く時あなたが引いてわたしはあなたについていくこ...
創作詩

「待てど暮らせど」

待てど暮らせど君は来ないあれほど好きだと言ったのにいつまで待っても君は来ない待てど暮らせど君は来ない死ぬほど好きだと言ったのに死ぬまで愛すと言ったのに待てど暮らせど君は来ないあれから何年経ったのかきっとこの先も君は来ない
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