ミツバチのおひっこし

童話

1.

ミツバチたちが せっせ せっせと

はなのみつを はこんでいる

れんげ に ぼだいじゅ はぜ そよご

みんなちがって おいしいよ

よいしょ よいしょ

2.

きょうは ミツバチたちの おひっこし

ミツバチたちが 

ちからをあわせてつくった 

はちみつも いっしょに おひっこし

3.

あー あぶない

あわてんぼうの ミツバチと

おっちょこちょいの ミツバチが

ごっつんこ

4.

はちみつが かわに おちちゃった

かわにおちた はちみつは

どんどんながされて

うみへでた

5.

うみでは さかなたちが おおよろこび

うわぁー はちみつって おいしいなぁ

いるかや くじらも おいしい おいしい

6.

たいようが じりじりと うみをてりつける

するとこんどは

はちみつが

うみから そらへ ぐんぐん ぐんぐん あがっていく

7.

あおい おそらには

はちみつで できた きいろのくも

とりたちは くもをつついて おおよろこび

うわぁー はちみつのくもって おいしいなぁ

8.

なにやら そらが くらくなってきた

くもから あめが ぽつりぽつり

そらから はちみつの あめが 

ぽつり ぽつりと ふってきた

9.

すると はっぱのうえの かえるがおおよろこび

うわぁー はちみつのあめって おいしいなぁ

10.

ミツバチたちは

あたらしいおうちにおひっこし

はちみつ すっかり なくなっちゃった

でも みんな よろこんでくれて よかったね

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